【人口が増えていた時代の「正解」からの脱却】
人口が増えていた時代、会社を守ることは、そのまま雇用を守ることでした。
市場は毎年少しずつ広がり、多少弱い会社でも、仕事は回ってきました。生産性が低くても、赤字すれすれでも、「続けていれば、何とかなる」時代だったと思います。
#私の父親世代
その時代には、会社を守ることが「優しさ」でもありました。
しかし、前提条件は完全に変わった今はどうでしょうか。
人口は減り、市場は縮み、仕事の総量は増えません。
この状況で、すべての会社を守ろうとすることは、本当に人を守ることにつながるのでしょうか。
私は、そうは思いません。
-人口減少時代に「会社を守る」と起きることとは-
人口が減る時代に、会社を守り続けると何が起きるか。それは
*本来、役割を終えた弱い会社まで残る
*生産性の低い会社が増える
*単価は下がり、賃金は上がらない
*どの会社も余力を失う
結果として生まれるのは、
**「弱い会社が大量に存在する社会」**ではないでしょうか。
これは、みんなで沈んでいく「友共倒れ」の未来だと思います。
-弱い会社がなくなることは、本当は悪いことではない-
少し厳しい言い方になりますが、弱い会社がなくなること自体は、悪いことではありません。強い会社に人と仕事が集まる
*生産性が上がる
*給料が上がる
*新しい挑戦が生まれる
これは、資本主義としては極めて健全な状態です。
-雇用の流動化は「冷たい」のか-
雇用の流動化が進めば、強い会社と弱い会社の二極化は避けられません。それを「冷たい社会だ」と感じる人もいるでしょう。
しかし、私はこう思います。人が動けない社会のほうが、ずっと残酷です。動けないことで、
*成長の機会を失い、
*給料が上がらず、
*家族を守れなくなる。
それは、本当に優しい社会でしょうか。
-この問題は、地方ほど深刻です-
人口減少は、都市よりも地方から先に進みます。
若者が少ない、選択肢が少ない
「ここしかないから仕方ない」が生まれる
だからこそ地方では、会社を延命させることが、最大のリスクになることがあります。
#本当に守るべきは会社なのか
-守るべきは、会社ではない-
ここで、はっきりさせておきたいことがあります。
これからの時代、守るべきは会社ではありません。守るべきは、
市民であり
働く人であり
その家族です。
-「強くないと、優しくなれない」-
私は最近、この言葉をよく自分に言い聞かせています。
弱い会社は、給料を守れない
弱い会社は、教育に投資できない
弱い会社は、挑戦を許せない
優しくしたくても、できないのです。
強さがなければ、余力は生まれません。余力がなければ、
優しさは続きません。
-義理や人情が、人を縛る時代は終わる-
昔から世話になった
辞めたら申し訳ない
裏切っている気がする
そうした感情は、とても人間らしいものです。
しかしその選択が、自分や家族を守れない選択になることもある
という現実から、目を背けてはいけないと思います。
-これからの時代の「本当の優しさ」-
これから必要なのは、
強い会社をつくること
生産性を高めること
人が動ける社会をつくること
その結果として、
市民が守られ
家族が守られ
地域が生き残る
私は、そう信じています。
-結びに-
人口が増えていた時代は、余力が優しさを生みました。
#だから企業は内部留保を貯め続ける
人口が減る時代は、強さがなければ、優しさは生まれません。
だから私は、こう考えています。
強くないと、優しくなれない。
本当に人を大切にしたいなら、まず、強くならなければならない。これは冷たい話ではありません。
私の覚悟の話です。年末に、少し自分に言い聞かせました。
互いに、現実から目を背けず、明るい未来を見据えて頑張っていきましょう!!
次の世代に、希望をバトンタッチするのは、私たちの使命です。

