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オダピン社長ブログ

2025.05.17【闇バイト製造装置】

土曜日の朝からこんな重い話で恐縮です。

当社では採用に力を入れています。
現状でも、150人の社員のうち30代未満が半数です。
#さらにその半分が女性

ここでその若手社員に教育している内容を、紹介させていただきます。
#社会として共有したいから

まず学生の気質です。私の時代は、暴走族でも
「20歳になったから、もうきちんと働かないとな」
という状態で、得意の図式化すると
 50<20歳の人<100
という印象です。ところが現代は、東大出てもベンチャー起業するようなすごい人が出てきて、こんな感じだと思います。
 0<20歳の人<200
上限値部分は本当に素晴らしい。
社会としての熟成を感じますし、誇らしいことです。

さて、ここで今度はその下限値に目を向けてみます。
私の時代は50で現代が0とはどういうことか。

採用活動をしていると、学校の先生や親からこんなことをよく耳にします。
良い会社の条件として
 ・休みや福利厚生が充実しているか
 ・残業が少ないか
 ・上司が無茶を言わないか
 ・カスハラみたいな環境が無いか

その心情はわかります。
しかし、なぜ働くのかの意義はどう考えているんでしょうか。
私も含めた多くの人は、
#仕事を通じて自分の人生を豊かにしたい
と思って就職します。異論は少ないでしょう。

ではその、人生の最後から逆算してみます。
#仕事も人生も順算ではなく逆算が大切

良い人生だった、と臨終のベッドでつぶやく
      ↓
会社の仲間から見送られて円満に会社を卒業
      ↓
充実した仕事、良い仲間と働く
      ↓
自分のスキルが上がり満足されるレベルになる
      ↓
自己研鑽に励む。苦労を乗り越える
      ↓
会社の仲間とコミニケーションが取れる
      ↓
自分が成長できる会社に入社する
      ↓
学生の就職活動(いまここ)

というのが、順当な流れではないでしょうか。
ポイントは
#苦労無くして成長なし
です。そして付け加えると
#自身の成長無くして幸せな人生はない
という事です。
冒頭の、親や先生の「休み」「福利厚生」「上司が。。。」が全く関係ないことがわかるでしょうか?

そんな人たちが勘違いしているのが
ブラックじゃない=幸せになれる
です。この図式には自分の人生を自分で切り開くような気概は全く感じません。
誰かに自分の人生を幸せにしてもらおう、という
#せっかくの自分の大切な人生を人に預けてしまう
という暴挙そのものです。これが行きつくと 
 ・いかに楽して金を稼ぐか
 ・頑張ってもすぐに報われない努力はタイパが悪い
 ・最小の努力で最高のリターンを得たい

現代の社会(というか過去も未来も)で上記を達成しようとしたら闇バイト(=犯罪行為)しかないことに気がついていないのです。
そして冒頭に戻りますが、
 昔の20歳=50
 今の20歳=0
がどうなっているかというと
 0<闇バイト予備軍<50
ではないかというのが、私の推論です。
そして、その製造装置になっている社会の仕組み、親からの教育があるのではないかという事です。基本的に、子供に罪は無いと思います。

― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ―

①適度の、上司からのパワハラ、お客様からのカスハラは成長のためには必要なのです。
上司からの叱責が100%悪いものではありません。
当社では、悪いことをした部下に対しては、その人格ではなく「悪いこと」をしっかりと叱るように指導しています。
部下は「悪いこと」と気がついていないから悪いことをするのです。
だからそのことを「悪い」と教えなくてはいけない。

②部下は、土日は仕事を忘れてゆっくり休みたい、それができるのが良い会社だと勘違いしているのです。
当社では、土日の時間も自分に投資するように指導しています。
みんなと同じく遊んでいて、自分だけ成長するなんてありえません。
自分の時間を自分に投資して、幸せのプロセスの
#自分のスキルが上がり満足されるレベルになる
を実現させなくてはいけません。

③当社では、飲み会を強制しています。
もちろん、業務としてですので残業代を払っています。
それは、幸せになるためのプロセスの
#会社の仲間とコミニケーションが取れる
に必須だからです。

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上記の3つは、知らない人が聞いたら
ブラックだぁーーーーー
で片付けられます。
だからこそ、私は繰り返しこの話を社員にしているのです。
そうしないと誤解されて終わりですので。

私たちは、
100→200にするという快挙を達成した代わりに
50→0にするという失敗も犯しました。

私は、なんとしてもこの失敗を取り返したいと考えて、こんなことを書いています。

ご理解のほど、よろしくお願いします。