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オダピン社長ブログ

2021.09.242021.09.23【生産性向上の画期的なアイディア】

生産性の向上のためには、適正な企業規模になって効率化を図らなくてはいけない。
https://toyokeizai.net/articles/-/402538

この人の著作も何冊か読みましたが、同意する点が多いですね。私などは、短絡的に「では、企業合併が一番良いのでは」と考え、行動してきました。この10年で、何らかの形で合併や事業譲渡を実行した回数も10回を超えようとしております。中小企業の経営者の中では「まあまあそれなりの数をこなしている」と言えると思います。
#本当にいろんなパターンがありました

そんな私から見ても、MAなどのハードルはだいぶ下がったとはいえ、まだまだ「明るい未来が来る」にはスピード感が足りないと感じています。
#さらにさらに加速させなくては

やはり、経営者が交代する、社名が変わるというのは心理的にも、受け入れるのは容易ではありません。私は、特にも建設業においてこのスピード感の足りなさと危機感の両方を、強く持ち続けています。建設業のさらなる発展(=そこで働く人の幸せ)のために、一刻も早く「適正規模」の会社が増えるべきと思います。

では、なぜ適正規模になると生産性が上がるのか、簡単に説明しますね。

売り上げ=「製造原価」+「一般管理費(販管費)」+「利益」

これが建設業(製造業)の事業構造です。

製造原価とは、工事をするのに要した費用のことです。当然、売り上げが上がればそれに比例して上がります(変動費と呼びます)

それに対して、一般管理費とは本社でかかる「総務」「経理」「営業」などの経費です。社長の給料(役員報酬)などもここに含まれます。一般に売り上げが上がっても下がっても、一定の同じ金額がかかります(固定費と呼びます)
#だいじょうぶですか
#ついてこれますよね
#なるべくわかりやすく説明します

一般管理費は、10%から15%ぐらいで規模によっても違いますが、ここでは仮に12%とします。
そうすると、売り上げ100の会社の事業構造は

100(売り上げ)=85(製造原価)+12(販管費)+3(利益)

となります。この会社が頑張って売り上げを2倍にしたとします。売り上げが2倍になっても、販管費の額は変わりません。変動費は比例して2倍になります。するとどうなるか?

200(売り上げ)=170(製造原価)+12(販管費)+18(利益)

利益が3から18になっています。
もちろん、現実には「何かをする」から3→18になるわけですが。それを「投資」と呼びます。
#これが大切ですが本題ではないので次に進みます

私はこれまでに
2倍になれば利益が15増えるから10ぐらいなら投資しても大丈夫、という考えでここまで来ました。
#投資も考えてやっています
#長期事業構想書は偉大

さて、ここまで読んでいただきましたが、これからが本題です(笑)

私はこの販管費、に目をつけました。当社の場合、販管費とは「本社でかかっているお金」です。ほとんどの建設会社も同じ構造だと思います。そして、製造原価は本社とは違う場所(当社は50km以上離れていることもざらにあります)で発生しています。つまり、製造原価と、販管費は発生している場所が異なるのです。それも、他社と違って当社は相当に離れている。
#ここにヒントがありました

また、かかっている販管費の内容は「公共工事をやっている建設会社なら」相当に似通っています。
ここで、考えました。生産性の向上のためには「合併すべき対象」は販管費、ではないか、と!!!!
つまり、製造原価は合併しても売り上げに比例するのでメリットが少ないのです。では具体的にどういうことかというと、他社の販管費部分を当社で外注で受ければいいのでは、と考えました。どうせ離れている場所で発生する経費なら、どこで発生しても一緒ですよね。

上記で言う「12(販管費)」を当社が委託を請けて行うのです。
すると、どういう構造になるかというと

100(売り上げ)=85(製造原価)+12(当社への外注費)+3(利益)

ですね。そして、当社は同じ仕事が増えるだけなので、12の80%で受託可能と考えます。つまり外注費は

12*80%=9.6

です。すると、どうなるか。

100(売り上げ)=85(製造原価)+9.6(当社への外注費)+5.4(利益)

利益が2.4増えました。

ここで、製造原価に占める労務費の割合は30%程度です。つまり

85*30%=25.5

この25.5の給料に対して、増えた利益2.4を充てるとどうなるか?

2.4/25.5=9.4%

つまり、単純に9.4%の給料アップ(生産性の向上)になっています。これってすごくないですか?このことによって、業界全体の生産性の向上に役立つことができたら、すごく嬉しいです。なにより、合併などしなくてもいいからです。同じ経営者、同じ社名で仕事ができるのです。それも9.4%も給料が上がって!!

もちろん、上記は当社が80%で受託する前提ですが、その量が多くなれば70%、60%も可能と考えます。単純計算で当社が57.5%で受託すれば、給料が20%上がります。強調したいのは、現場の人はやることは何も変わっていない、のに給料が上がるんです!!!
これは、私もやりがいがありますね。
#本当の意味での業界へのお役立ち

まずは、これをグループ会社で実験します。10月から初めて、12月までに一定の形にしたいと考えています。これが実現したら、その効果はとてつもないですし、中小の建設業者さんには明るい光明となるのではないでしょうか。

私が知っている会社さんでも、本社の事務は親族で賄っていて、高齢化も進みなかなか満足な給料も払えていない、というところも少なくありません。これが実現すれば、その会社の社員さんは「現場を仕上げる」ことに集中すればいいのです。建設業を始めたときの、一番好きな仕事に集中できます。

どうでしょうか?興味のある方、ご意見をお持ちの方、コメントを頂ければ幸いです。
#よろしくお願いします