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オダピン社長ブログ

2021.12.242021.12.23【失敗は成功へのプロセス】

会社の会議って、いろいろな種類がありますよね。
当社でも、今までに色々とやってきました。
私が入った頃は、会議という名の「吊し上げ」でした。
「どうしてこんなことをやったんだ!」という詰問ですね。
もちろん、私が社長に就任してからも、その伝統は受け継がれてきました。
というか、つい最近まで外形的にはそんな感じだったと思います。
#社員との面談も同じ
ところが、ここにきて大きく変わりました。コロナです。
#はあ
#何が関係してるんだ
話しが短絡的でしたね。コロナのせいで、リモート会議(面談)になりました。
当社は、私の性格と同じで極端なので社内でもリモートになったのです。
社員が、それぞれの机でイヤホンをして画面を見ながらゴソゴソ話しています。
極端な話は、隣の人とも(笑)
このリモート会議は、「感情が伝わりにくい」という長所があります。
ですから、まず会議で怒ることが無くなりました。
そうですよね、リモート画面に向かって声を高くしても意味ないですよね。
ガンガン言ってもミュートされるのがオチですから。
ですから、会議スタイルがずいぶんとスマートになりました。
そしてここからです。
リモート会議だと「感情が伝わりにくい」と言いましたが、その欠点として
「顔色が見えない」というのがあります。
つまり、相手の感情が分かりにくいので、意見を言いにくい、のです。
そこで登場する概念が
心理的安全の確保
です。これについては、よく言われていることなので説明しません。
どうやってそれを達成するのか、を説明します。
要は、失敗を責める傾向があるから(吊し上げ)発言しにくいのですよね。
そこで、「失敗は成功へのプロセス」という説明をして、会議を次のように定義しました。
再現性の高い失敗とその再発防止を共有するために開催する
#失敗する確率を下げることが成功への道
としたのです。そして、失敗が必要な意味を次のように説明しました。
A地区、B地区、C地区、D地区から構成される無人島から宝を探すミッション
があります。
最初にA地区に行って宝が見つかる確率は25%
→その情報を次のチームと共有すると、残りのB、C、Dから探せばいいですよね。
そうすると、見つかる確率は33%。
次も同じくやれば50%になり、最後は100%になるわけです。
つまり、失敗が「成功へのプロセス」になっていますよね。
ここから、大切なことが2つ読み取れます。
1.失敗が成功への階段(プロセス)になっている
2.同じ失敗をしないことが前提条件(Aに行った後、またAに行くみたいな)
#画像を添付しておきます
ここで1が共通認識となっていれば、失敗が悪いものでは無くなり「心理的安全の確保」に
つながると思いませんか。
そして、2を遺伝子レベルで共有すれば「わかったのか!!!!」みたいな恫喝的な確認が不要になります。
遺伝子レベルとは、「人殺しは良くない、と同じレベルで同じ失敗は良くない」と
認識している、という意味です。
これを実現すると、まさに「疑うことはコスト」の実現になります。
当社の会議は、この形を目指して改変中です。社員も手探りですが、頑張ってくれています。
失敗を成功への階段と位置づけ、再発防止を組織が細胞レベルで共有していく。
こうなると、さらに高いレベルの会社になれそうです。これも実験です。