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オダピン社長ブログ

2020.11.212020.11.21 失敗事例を参考に…?

昨日は、経営計画書のアセスメント。

半期の方針の、出来ているか、そして成果が出ているか、を振り返ります。目線が「虫目線」で目の前のことしか見ていない人は、出来ている出来ていないに一喜一憂します。

「鳥目線」の人はさらに「成果ができているのか」にこだわります。つまり、何のため、がわかっているからです。もちろん、これは訓練なので愚直に幹部に指導を続けます。

中でも、今までの振り返りとしては最高傑作が生まれました。

#これってマジにすごい

彼は、能力があるのですが仕事に対する姿勢がいい加減で、その「力を発揮したないころ」を常に私から注意されています。

今回の振り返りも、本当に適当にやってきて、お灸を据えるためにも、「絶対に認めない」と彼の案をことごとく却下しました。

#いい加減さが天才

課題は「現場の不具合で同じミスをすることの対策を水平展開する」というものでした。

その対策が、どれぐらいいい加減かというと

「実際に自分ができることを持ってきて」と言うと

「これを言えばやると思います!」

#そんなことでだめだから集まっているんだよ

言ってもやらないから、対策を練っているんだろ!

では次に

「懲罰とかではなく、もっとモチベーションの上がる対策をしよう」

「反省文とか始末書を書かせるのは?」

「馬鹿か!それはダメって言ったばかりだろ!」

というありさま。

#彼は絶対に私の話を聞いていない

さすがの私も、具合が悪くなってきました。これをやっているのは、彼だけではなく幹部が20人もいるのです。

その一人一人を相手にしているのに、さすがの私もこれには、精根尽き果てる寸前でした。

#20人を立て続けに相手にするのですよ

「失敗を繰り返さないために、懲罰でなしに、それを全社へ水平展開する方法は?」を再度考え直しました。

結果、彼だけが最後までの時間を要し、どうしようもないので私からヒントを出しました。

でも、ヒントを出すと結局「それをやれ」と言われて、自発性がなくなるので、言いたくなかったのですが。

#でも時間があるので仕方がない

そうしたら、いくらヒントを出したからとはいえ、ものすごい回答が返ってきました。

#よく聞いてください

「失敗事例を参考に、エンタメを作る」

#エ~ン~タ~メ

おーーーーーーーーーーーっ

それはすごぉーーーーーーーーーいっ

しくじり先生のイメージで、失敗した人に自分で説明させて、面白おかしく作るということです。どう考えてもそれは面白い。

「エンタメ」という言葉で説明したところに、かれの「天才性」を感じます。

心から、彼を尊敬しました。このことでは。

#でも調子に乗らないでね