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オダピン社長ブログ

2022.01.242022.01.24【道路はだれのものか】

道路はだれのものかこんなタイトルの本がありました。(森川高行 著 ダイヤモンド社)
その中で、こんな表現がありました。
要約すると「自動車は幅1.8m長さ5mで訳10m2の面積を占める。
道路の車線は3.5mで安全な車間距離を20mとすると1台で100m2を占めることになる。」
「全世界の車の10%は日本にある」これを読んで愕然としました。
車一台が、こんなに大きな面積の道路を必要としていたなんて。
さらに、そのほとんどは「1人で乗っている」状態です。
単純な話だと、ほとんどの車の運転手は「1人で100m2の道路を占有している」ということになります。
では、100m2の道路って、造るのにどれぐらいかかるのか、です。
#やっと建設会社らしい話
路床入れ替え(60cm)3189 円/m2
下層路盤(35cm)1432円/m2
上層路盤(15cm)823 円/m2
表層(5cm)1770 円/m2
7214*100m2≒72万これに「土地そのもののお金」がかかります。
北上市内でザクッと坪当たり10万とすると100m2で330万ですね。
#なんと合計400万
こんな金額を、「車で移動するため」に掛けているのです。
もちろん、車は「停めるための場所」も必要ですから、これにさらに「自分で土地代」を払っています。
ちなみに、私の場合で言うと(車を捨てる前)車 2台分=10m2*2=20m2≒6坪≒60万円で、
これに維持費として毎年固定資産税がかかります。(北上市は課税標準額*1.4%)
我が社の通勤革命は、上記の問題の解決策として大きな役割を果たす気がします。
もちろん、社内でもまだまだ浸透しているとは言えません。
我が社の社員でさえ、車に依存する生活から脱却できないでいます。
いわく、不便になる、乗り合いだと帰りに買い物に行けない、などなど。
また「車の運転がストレスの解消」という人もいて、それはそれで大切だと思います。
#みんなに捨てろというつもりはない
これぐらいのお金をかけているんだから、そういう優先順位でいいんですよね、ということです。
上記には、毎年3000人ぐらいが交通事故で死亡し、忘れてはいけないのが、死亡させた人も
3000人ぐらいいることです。(ほとんどは双方とも悲劇です)
上記を踏まえて「もう少し車を減らしませんか」
「公共交通機関に乗って、浮いた税金で社会的な弱者や子供たちの教育に向けませんか」ということです。
我々が作ってる道路も、従来型、ではなくいち早く「自動運転」に対応した道路にしていかなくてはならないと思います。
そういう意味では、市内中心部には私有車の乗り入れ不可、みたいなエリアができてくれないかな。
車(へ極度の)依存社会から脱却したら、かっこいいし、若者が集まりますよね。
それも大切なのは、そういう「環境意識が高い若者」「未来志向の若者」が集まるのでは、ということです。
#北上市でこれをやったら地方都市のファーストペンギンになれる
#CO2削減
#クリーンエリアでグリーンタウン
#グリーンはO2
そういう意味では、駅を中心にするのもいいですね。
当社も、公共交通機関の通勤中心にするなら、断然駅前ですね。
次の移転は、駅前かな。
26日のNHK6 :30からの「おはBiz」コーナー見てください。
このことが取り上げられます。よかったらご覧になってください。