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オダピン社長ブログ

2022.11.14【通勤革命の現在地】

【通勤革命の現在地】
昨年より「通勤革命」として、電車の中で仕事をしてそれを労働時間として認める
(つまり通勤時間が0になる)として、華々しくスタートさせました。
NHKの全国ニュースにも取り上げられました。
#いろんなメディアに出た
さて、その活動の現在の姿です。
先週、対象社員たちにこのように通達したようです。
「社員は原則として、8時にきて17時半まで勤務してそれから帰るように」
#はあっ
これを聞いたほとんどの社員たちは
「通勤革命は終わった」
「これがあるからこの会社を選んだのに」
「これから入社する人でこれが前提の人になんていうの。詐欺?」
「バスで来るなら6時過ぎには家を出なくてはならない」
「通勤方法を会社が指定するのはおかしい」
「それなら1人で車で通いたい」
まあまあ、当日の日報は不満の百花繚乱。
もちろん、説明方法に問題があったことは否めませんが、社員の皆さんも勘違いが大きい。
通勤革命とは、「電車の中で仕事」=「労働時間」です。
ところが、実態としては「仕事をしないで単に乗り物に乗っている」という状態が、相当にあったらしいのです。
ルールは「移動中の仕事をスケジュールに記載する」となっているのですが、ほとんどが守られていませんでした。
一義的には「仕事をしていない社員が悪い」となりますが、
その確認のために「スケジュールに記載する」をやっていないことは、
私も十分に把握していました。つまり、ルール違反を公認していたことになります。これは、完全に私のミスです。
幹部社員が確認したところによると、
理由として・今の業務スキルだとPCがないとできない・
今の業務スキルだと、近くに上司がいないとできないという実態もあったようです。
つまり、いつでもどこでも仕事をする、を実現するには、それ相応の業務スキルも必要、ということですね。
社員の皆さんにわかってほしいのは「仕事をしないならそれは労働時間ではない」ということです。
当たり前のようですが、ここが相当に理解されていません。
これを初めて読んでいる人からすると「そんなの当たり前じゃん。
理解できないことが理解できない」だと思います。
が、相当の時間をかけてこのことに慣れた社員は、
「通勤革命がなくなると働く時間が増えて大変になる」というのが正直な感想ではないでしょうか。
本当に、「慣れ」とは恐ろしい。
#良いことも悪いことも習慣を変えるのは大変です
#社員同士でも不具合を言えない
よって、通勤革命そのものを止める気はありませんが、
間違ったやり方が横行していたので、一旦リセットすることにしたのです。
←今ここ悪かった「こと」を正していくこと、が失敗を成功のプロセスに変える、のだと思います。
通勤革命が目指す
・生産性を上げる(仕事をしない移動時間を減らす)
・社会に役立つ活動(渋滞緩和、CO2削減、公共交通機関の利用)
・今までの常識を破るファーストペンギンになる←これが1番!!
#スマートカントリーを目指すファーストペンギンになる
これは、変えません。やり方を修正しながらさらに進みます。
社員の皆さんも、目先だけに捉われずに、WHYを意識した発言をしてほしい。
今回の件も、不具合だろうと思っていても、社員同士なので口に出せないとう従来の常識がこれを招いた、とも言えます。
例え社員同士でも、「悪い『コト』」は悪いと言っていかなくてはいけません。
そんなファーストペンギン的な役割を、今回は幹部社員たちが担ってくれました。
#だからこそ今回のリセットにつながった
#頼もしい幹部社員たちに感謝
こんな社内の恥を外部に晒すのも、従来の常識外れでしょう。
でも、事実は事実だし、マスコミに取り上げられてチヤホヤされた分、しっかりと説明することは大切だと思っています。
まだまだ当社は成長できる。
このことも、遠くない将来に「続・通勤革命」として発表できるように頑張ろう。
以下は、来年3月入社の内定者たち。
彼ら彼女たちには「これが当社の通勤革命だ」と言いたいね。