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オダピン社長ブログ

2022.09.20高校生の採用についての考察

【高校生の採用についての考察】

岩手県でも、高校生は超売り手市場みたいです。
わかりやすく言うと
企業が欲しい人員数:実際にいる高校生=3:1ぐらいみたいです。
#景気がいいのでこれは良いことです
#こんな社会の実現を目指して頑張ってきた
さて、こっち側は「高校生を採用したい側」です。
当社も、来週に入社試験がありますが、
幸いなことに10人以上が受験してくれるみたいです。
高校生は原則一人一社ですから、「落ちる」ことを極端に嫌います。
また、企業側もこの求人倍率もあり「落としにくい」のが実情です。
#受験してくれる皆さんありがとうね
さて、ここで公開するのは「高校生採用の秘訣」です。
特別に、これを読んだ人だけへの特典ですw
高校生が、企業の入社試験を受けるための感情を3段階に分けます。
ステージ1:何をしようかな、という漠然とした気持ち。関心は主に給料。
ステージ2:ある程度絞り込まれて、どんなことして働くのかな。
関心は主に、休日や福利厚生
ステージ3:その会社の強みや特徴は何かな。面白そうかな。
関心は主に「その企業の特徴」
実は先日も採用に関する講演を行ったのですが
https://youtu.be/R-EU9isuTs4
ほとんどの「採用できない」という会社の皆さんは、
ステージ1とステージ2の対策です。
曰く「給料を上げたのに」「休日の確保は難しい」などなど。
つまり、みんながやっている最低限のことをやらないと、
という意識で対策をしているのです。
でも、考える必要があるのは企業が欲しい人員数:実際にいる高校生=3:1です。
つまり、これが1:1ならステージ2までをクリアするだけで、
大体充足されるわけです。
ところが、3:1なので、最後のステージ3をクリアしない会社は、
誰も受験しないのです。
つまり、みんなと同じことをやっていれば何とかなった時代から
みんなと違いを出さないと採用できない時代になったのです。
そしてこれは残酷なことですが、景気が良くなるほど求人数が増え、
日本は少子高齢化社会で求人難になるのです。
ここをわかっていない企業が「何とかステージ1をクリアしよう。次は2だ」
みたいなことをやって、「何とか頑張っている」みたく思っています。
しかし、それでは永遠に採用できないと思います。
理由は上記のとおりです。では、どうして我が社が採用できているのか。
それは、ステージ3に振り切っているからです。
#少しやりすぎだが
上記で、ステージ1→2→3の話をしましたが、なにも全員ではありません。
少数派ですがステージ(1)→(2)→3みたいな、
ステージ1と2をショートカットする学生もいるのです。
当社はそこにアプローチしています。
そもそも、会社に働くために入るのに「休日が目標」っておかしくないですか?
「休むために入社する」って??
もちろん程度問題はありますが、
私は「休日や福利厚生にあまりにウェイトが高い学生」は採用したくありません。
もし、学校の先生がこれを読んでいたらぜひ教えてほしいことがあります。
それは「何のために企業に入社するのか」です。
休日や福利厚生も大切ですが、
もっと大切なのは「その人がその会社で働く意味」ではないでしょうか?
そこがないから、「マイナスが少ない(休日多い、など)」という
ネガティブな理由で企業選びをして、結局すぐやめるみたいな
悲劇が繰り返されるのではないでしょうか。
#これは確実に大人側の責任
ですから、当社のような弱者の会社は、
ステージ3に注力して、「違い」を出していくのがいいと思います。
ちょっと待って、何でそんな大切なことを教えるの?
と思った方もいるともいます。
「小田島直樹みたいな根性の悪い奴が、素直に本当のことを教えるわけがない」
と思った方はいませんかw
#そこのあなた
これは、私は「そういう会社が増えて競争すること」が、
さらに全体を強くする、と思っているからです。
わかりやすくいうと、岩手の会社がみんなこんな競争をすることで、
岩手に残る学生が増えると思っているからです。
私が狙うのは「当社を受験する学生を増やすこと」ではなく
「岩手の会社を受験する学生を増やすこと」です。
はっきり言って、そもそもステージ1,2の勝負では大企業に勝てません。
ですから、岩手の中小企業がステージ3の勝負をバチバチとやったら面白いのでは
と考えているのです。
21日に当社でも高校生の採用試験があります。
もちろん採用場面を見せることはできませんが、
その雰囲気だけでも味わいたい人はどうぞO2にいらしてください。
当社の採用担当がてきぱきと働いている姿を見ることができます。
#まずは雰囲気から
大過なく過ごす人生、ではなく、
自分の夢を求める人生のための就活をやってほしいですね。
そのためにも、われわれが「違い」を作り、
学生の夢の実現の場(会社)を増やしたいですね。
岩手の経営者の皆さん、頑張りましょう。